泌尿器科医 横山 裕 オフィシャルサイト

-----

最新インフォメーション

2016/03/07
お知らせホームページを更新いたしました
2015/03/15
お知らせ男性不妊外来リストを更新しました
2014/07/10
お知らせホームページを開設いたしました
-----

MESSAGE

泌尿器科専門医・医学博士

横山 裕

患者様ひとりひとりにあわせた最適な治療を選択いたします

男性不妊症を専門にしている泌尿器科医は全国的にも少なく、九州地方も例外ではありません。横山裕(よこやま ひろし)医師は男性不妊症を専門領域の一つにしている数少ない泌尿器科専門医で、福岡市や宮崎県都城市,熊本市,長崎市など九州各地の医療施設で男性不妊症専門外来を開設しており、特に顕微鏡下精索静脈瘤手術においては九州地区でトップクラスの症例数を経験しています。これからも九州地方の生殖医療に貢献できるよう努力してまいります。

男性不妊症について

不妊症とは?
WHO(世界保健機関)では「避妊をしていないのに2年以上、妊娠しない状態」を「不妊症」と定義しています。本邦では正常なカップルが避妊をしなかった場合、1年で約80%、2年で約90%が妊娠にいたると報告されていますので、妊娠を望んでいるカップルの約10%が不妊症ということになります。
過去に1度も妊娠の経験がない場合を原発性不妊、過去に妊娠したことがあっても、その後2年以上妊娠しない場合を続発性不妊といいます。
不妊症治療の特徴は?
不妊症は身体的健康に影響のある病気ではありませんが、精神的・社会的な負担がかかります。不妊治療に対しては個々のカップルの自己決定が診療の基本となり、パートナーの情報なしに治療を行うことはできません。
ぜひパートナーと一緒に受診してください。
不妊症の原因はどちらに?
女性側に原因があるケースは約40%、男性側に原因があるケースは約25%、両方に原因があるケースは約25%、原因不明が約10%とされています。ということは約半数で男性にも不妊症となる何らかの因子があるということになります。近年は男性側の因子として勃起障害(ED)や射精障害、sexlessも増加傾向にあります。
男性不妊症の基本的な検査は?
身体検査では生殖器の視診・触診、直腸診などを行い、二次性徴の有無、外尿道口の位置、精巣の位置・大きさ、精路(精巣上体・精管・前立腺)の状態、精索静脈瘤の有無などをチェックします。陰嚢超音波検査では精巣の大きさ、精路閉塞の有無、精索静脈瘤の程度などが分かります。精液検査で精液量、精子濃度、運動率などを測定し、血液検査でホルモン(FSH、 LH、テストステロンなど)に異常がないか、糖尿病などの基礎疾患がないかを調べます。
男性不妊症の原因は?
精子の数が少ない、精子の動きが悪いなどの造精機能(精子を造る能力の)障害が約80%とほとんどを占めています。精液中に精子がいない無精子症、精子濃度が1500万/mL未満または総精子数が3900万個未満の乏精子症、全体精子運動率が40%未満または前進精子運動率が32%未満の精子無力症、形態正常精子が4%未満の奇形精子症などがこれにあたります。ただし、この精液検査の基準値をクリアしていれば全く問題がないといううわけではなく、自然妊娠のために必要な最低限の数値として認識する必要があります。ほかの原因としては精路(精子の通り道)の通過障害が約15%、勃起障害や射精障害などが約5%とされています。
乏精子症・精子無力症の原因は?
精索静脈瘤は手術により治療可能な原因のひとつです。停留精巣や内分泌障害,染色体異常(Klinefelter症候群など)、射精障害(逆行性射精、糖尿病など)、精路通過障害(そけいヘルニア術後など)、悪性腫瘍の治療後(抗癌剤,放射線治療)、抗精子抗体なども原因となりますが、治療に難渋することがしばしばです。
男性不妊症に対する薬物療法
乏精子症や精子無力症に対する薬物療法ではビタミン剤(ビタミンB12,ビタミンC,ビタミンE)や漢方製剤(補中益気湯,八味地黄丸,牛車腎気丸,柴胡加竜骨牡蛎湯など)が一般的に良く用いられています。ホルモン検査に異常がなければクロミフェンを使用するケースもあります。低ゴナドトロピン性性腺機能低下症では、ゴナドトロピン(h-FSH+hCG)を補充することにより、造精機能が改善することがあります。ほかに、カルニチン製剤(Lカルニチンなど)、葉酸、亜鉛などを含むサプリメントが効果的なケースもあります。

精索静脈瘤とは?


精巣から流出する静脈は次第に合流して精索静脈(蔓状静脈叢)となります。
この精索静脈で血液の逆流が起こり、静脈が拡張し、精索静脈内に血液がうっ滞した状態が精索静脈瘤です。
精索静脈瘤では精巣内の血液の流れが滞り、精巣内の環境が悪化することにより、造精機能(精子を作る能力)が低下すると考えられています。

精索静脈瘤は健康には影響しませんが、男性不妊症の原因になりえる疾患で、以下のような特徴があります。
●思春期以降に好発し、左側に多い
●罹患率は一般男性で約15 %、男性不妊患者だと約40 %
●陰嚢の違和感や鈍痛、陰嚢内腫瘤の原因となる
●手術による精液所見の改善率は約70 %
●手術により精子のDNA損傷や精巣内の酸化ストレスが改善する
●手術により非閉塞性無精子症でも 5 - 10 %で射出精子が出現する可能性あり
●術後の妊娠率の改善は約 35 %

精索静脈瘤の手術について

精索静脈瘤手術では、病的な精索静脈をすべて切断し、逆流しないようにする事が手術の基本手技です。
精索静脈瘤の手術方法は開放手術である高位結紮術、腹腔鏡下精巣静脈結紮術、顕微鏡下低位結紮術に大別されますが、顕微鏡下低位結紮術が治療効果に優れ、合併症や再発率が少ない方法として認識されています。しかしながら、現時点では、精索静脈瘤に対する顕微鏡下手術は保険診療の適応外となっています。
顕微鏡下低位結紮術は拡大した視野で手術を行えるため、動脈やリンパ管を温存できる可能性が非常に高く、より確実に静脈のみを結紮できる事が挙げられます。
顕微鏡下手術は傷が小さく、術後の痛みの程度も軽いため、局所麻酔による日帰り手術も可能です。全身麻酔や脊椎麻酔をご希望の方は1泊2日の入院が必要となります。
自験例での手術の効果は、痛みなどの自覚症状は約90%の患者さんで改善し、男性不妊症に対し精索静脈瘤手術を行った場合は約70%の患者さんで運動精子が増加します。
手術による合併症や再発のリスクは以下のとおりです。
●痛み:通常は鎮痛剤の使用で改善し、術後数日で軽減しますが、まれに術後の痛みが長く続く事があります
●感染:まれに術創が化膿する事があります。予防のため抗生剤を使用します
●術後出血:まれに再手術が必要になることがあります(0.5%未満)
●精索静脈瘤の持続・再発:手術を行っても精索静脈瘤や症状が残存したり、手術後いったん消失した精索静脈瘤や症状が再発することがあります(2%未満)
●陰嚢水腫:術後、精巣周囲にリンパ液が溜まり、陰嚢が腫れることがあります(1%未満)。程度が軽ければ自然に消失しますが、手術が必要になる場合もあります
●精巣萎縮:非常にまれですが,術後しばらくたってから精巣が萎縮する可能性があります(0.5%未満)
●精液所見の悪化:非常にまれですが,術前に比べて,術後の精液検査の結果が悪くなる事があります.このようなケースでの精索静脈瘤手術との因果関係は明らかではありません

無精子症とは?


無精子症の頻度は100人に1人で、決してめずらしいものではありません。

精巣内での造精機能は正常ですが、精路(精巣上体,精管,射精管)の通過障害により精液中に精子が出て来れない閉塞性無精子症(無精子症の約15 %)と、精巣での造精機能障害や染色体異常などが原因の非閉塞性無精子症(無精子症の約85 %)に分けられます。

無精子症の場合でも、精巣精子採取術(TESE)で精子を回収できれば、顕微授精(ICSI)で挙児が得られる可能性があります。TESEによる精子回収率は閉塞性では約95 %、非閉塞性では約20~50 %と言われていますが、術前の検査で精子回収の有無を判断することは困難です。

触診などの診察、陰嚢超音波検査、ホルモン検査(FSH、LH、テストステロン)、染色体検査(G-band)を行えば閉塞性であるか非閉塞性であるかはある程度予想することができます。

一方で、非閉塞性無精子症には精巣内での精子形成が全くない場合と精巣内での精子形成がわずかで、精液内に出てこない場合に大別されますが、どちらであるかを術前に判別することは非常に困難です。

しかしながら、精子回収の可能性が0 %である場合は術前の血液検査である程度予測することができます。

そのために必要な検査はY染色体微小欠失(AZF欠失)検査ですが、AZF a因子またはAZF b因子の完全欠失の場合は精子回収の可能性が0 %と考えられています。

TESEは保険診療外の医療行為で,すべて自費診療となりますが,手術費用などは施設により異なります。

男性不妊外来診療担当施設

横山裕クリニック+泌尿器科(予約制)

火曜 10:00~13:00 15:00~18:00
水曜 10:00~13:00 15:00~18:00
木曜 10:00~13:00 15:00~18:00
金曜 10:00~13:00 15:00~18:00
土曜 10:00~13:00 15:00~18:00
住所:福岡市博多区博多駅中央街1−1 新幹線博多ビル5階
電話:092-292-5500
*完全予約制です。電話で予約をお取りください。

丸田病院(予約制)

月曜 14:00~17:00(第1・3週)
住所:宮崎県都城市八幡町4-2
電話:0986-23-7060
URL: http://www.maruta-hp.com

野田医院(予約制)

月曜 14:00~16:00(第2または4週)
住所:宮崎県都城市蔵原町9-18
電話:0986-24-8553
URL:http://www.noda-clinic.jp

ソフィアレディースクリニック(予約制)

土曜 15:00~18:00(第2週)
住所:熊本市中央区水道町9-5-1
電話:096-322-2996
URL:http://www.suidouchou-lc.jp

岡本ウーマンズクリニック(予約制)

土曜 10:00~13:00(第4週)
住所:長崎県長崎市江戸町7-1
電話:095-820-2864
URL:http://www.okamotoclinic.gr.jp

プロフィール

主な略歴

1994年3月
福岡大学医学部医学科卒業
2002年3月
福岡大学大学院医学研究科修了(医学博士)
2002年8月~2004年12月
Hypertension & Vascular Disease Center, Wake Forest University School of Medicine, NC, USA (Research fellow)
2006年4月~2007年9月
福岡大学病院 泌尿器科(助手・助教)

現 職

横山裕クリニック附属男性不妊研究所 代表
主な業績はこちらへ

資  格

日本泌尿器科学会専門医/指導医
日本超音波医学会認定超音波専門医/指導医
日本腎臓学会腎臓専門医
日本内分泌外科学会専門医

主な所属学会

日本泌尿器学会
日本超音波医学会
日本腎臓学会
日本内分泌外科学会
日本生殖医学会
日本泌尿器内視鏡学会
American Urological Association

趣味・特技

小中学校は剣道をしており、初段の腕前です。中3の時に宮崎県大会で個人戦3位に入賞し、九州大会にも出場しました。高校3年間と36歳からの5年間はフルコンタクト空手の道場にも通っていました(現在は休会中)。また、高校からバンドを始め、現在もライブ活動を細々と継続中です。現在の担当楽器はドラムですが、昔はギタリストになるのが夢でした。
ページTOPへ